「アナロジー」思考トレーニング

地頭力を鍛える」の細谷功さんの「アナロジー」思考トレーニング講座に参加した。
1年前のアカデミーヒルズでの「フレームワーク思考トレーニング」以来。
違うように見えることにも、観察すると類似性(アナロジー)があることに気づくと、物事、世の中の見え方が違ってくる、という話。
そして斬新なアイデアは知識や経験だけでは限界があり、いかに違う分野からアイデアを「借りてくる」ことがコツだということを学ぶ。
アナロジーを見つけることは結構ハードルが高いが、今後普段から物事を見るときに意識して考えたい。

とりあえず学びを簡単にアップ。

アナロジー思考トレーニン

「目くそが出るかはどうして目頭からなんじゃろうか?」
(龍馬伝)
この台詞は「アナロジー」。

○「アナロジー」=類推、類比

「発想力」を因数分解:アートとサイエンス
サイエンス:知識力(有限)+思考力(やり方次第で無限の可能性)

知識:わかりやすいアイデア源 しかし量的には限界
間接的な知識・経験:量的には拡大するが、斬新さで限界

上記を「借りる力」で増幅 「借りてきて」「組み合わせる」ことで量も質も飛躍的に広がる

○アナロジー思考とは
・一つの世界からもう一つの世界を類推
・類似性をどこまで見つけられるか。

○アナロジーの目的:
?理解する 新しいことを知っていることとの紐付けで理解
?分かりやすく説明する(例え話)
?新しい発想「借りてくる」

○属性レベルから関係・構造レベルへ
・色、形といった表面的でわかりやすい「属性」から、関係性、物事の性質を見る抽象度高い「関係・構造」レベルへ
・一見関係のなさそうなものとの類似性をどこまで見つけられるか

○カバンと予算管理(グループワーク)
カバン:ものを収納する
有形物を収納
無形物を収納
資源を分けて配分
抽象度を上げていく。

予算管理は資源であるお金を分けて、配分する。
仕切りのないカバン→部単位の大きなくくりの予算
仕切りの多い目的別に収納する場所が分かれたカバン→グループごとに細かく細分化された予算
共通点は?
驚くほどカバンと予算は似ている

同じように、ものを配分する、というものにはカバンのアナロジーが使える。
家の間取り
シネコンと映画館
電車のダイヤ
選挙区の区切り
企業の組織

「分ける」ことは価値観、思想を表す


○図解は構造を探るためのツール
複雑な事象を抽象化・単純化する

フェルミ推定は問題解決のアナロジー
地頭力を鍛える」はフェルミ推定の本ではない。問題解決の方法論のアナロジー
なるほど!!

○多様な知識・経験×アナロジー=アイデア発想力

○類似点・共通点を見つけてマッピングする。