考えること、記録すること。

小山龍介さんの「シナプス」に参加して原尻淳一さんの話を聞いたり、原尻さんと小山さんの対談を聴いて思ったのだけど、自分が考えたことを自分の言葉に置き換え、図にしたりして、その仕組みを体系化していくことって本当に大事なのだと思う。

そういう考えの深め方を僕は知らなかったのだと思い知らされた。

キャリアとか、専門性を磨くことの本質を、言葉と図で体系化してみせた二人のトークは本当に圧巻だった。

おそらく、この人たちは思っていることを言語化して、体系化し(他人に伝えられる、コミュニケートできる)形式知にしていく作業を日常的に行っているのだろうと思う。

問題は、僕はこうしてブログを始めてみて、いかに思っていることを言葉にすることが難しいことかということ。きっとそれは日々の修練が必要なのだと思う。

そして、それは単に文章の修練というよりも、気付きや着想を日頃から深めることを意識的に行ってこそ理解が体系にまで高まるのだと思う。

日々考えたこと、本を読んで思ったこと、考えたことも、すぐにこぼれ落ちるように記憶から流れていく。これでは考えたことの1%も自分の中に定着しないのだろう。
考えたこと、思いついたこと、学んだことを自分のものとして定着させ、自分の考えを深めていくために、記録する、書くという作業が必要なのだとようやくわかってきた。。

たぶん、記録していくといろんな考えやアイデアがつながり、有機的な作用を起こして自分の中で理解が体系化し、一つの像を結んでいくのだと思う。

たぶん、最近読んでいる鹿田尚樹さんの「大事なことはすべて記録しなさい」の記録の狙い、奥野宣之さんの「読書は一冊のノートにまとめなさい」の読書ノートの狙い、これらはすべてつながっていると思う。

頭のいい人、成功している人はきっといろんな気付きや学び、そこから得た着想を記録し、データベース化して、それらを利用してレバレージをかけて新しい大きなアイデアを生み出しているのだと思う。