「朝4時起き」ですべてがうまく回りだす!

池田千恵さんの著書。
この本が書店に平積みになっていた頃は、パラパラ捲って「4時起きなんて無理!!」と即効で購入対象から外れた本。
それが改めて読んで非常に共感できる本として残ったことは、自分の時間管理や人生観が大きく変わったことの一つの現れなのだろうと思う。
この本のいいところは、格好付けない等身大の著者の語り口。
ダメOLでネガティブだった池田さんが、朝早起きをすることで仕事の段取りをつけたり勉強したりすることで自信をつけいかにその後の人生が好転していったか、というストーリーは多くの人を勇気づけるエピソードなのではないだろうか。
自分も他の本に促されて早起きを実践しはじめて約1か月のこのタイミングでこの本を読み、あらためて早起きの動機付けが強化された。
僕も、自分がダメな人間、と落ち込みやすい人間。
自分に対してネガティブな気持ちを持ったり、卑屈になったりしてそこから抜け出す努力を放棄してしまうような人間。
だからこそ、今これまでの自分から脱却し、自信を持てる自分になりたい。
これからも朝の時間を有効活用し、自分の人生を良い方向に変えていくための生産的な時間と位置づけていきたい。

A書評
・朝は「一人会議」の時間
・1日の仕事、大きな目標に向かって何をするか、課題や問題解決のための行動を考える時間に充てる
・次の日やるべきことを前の日のうちにリストアップ これをやれば、次の日の行動がクリアになるはず
・「追い込み力」を鍛える時間にする 限られた朝の時間でどれだけの課題をこなせるか、プレッシャーをかける

・自分クレドをつくる

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重要なことは頭がクリアな朝に決める、一人会議のススメ
・朝の時間で「一人会議」を開く
・朝起きたら、自分の役割(図解化コンサルタント、飲食講師、ライター、妻など)を一つ一つピックアップして、課題や今後の展望について考える時間を設ける
ワタミ時代の「業務改革会議」がヒント 管理職のマネジャークラスの社員がテンポの情報を共有し、改善点を討議する会議。

毎朝やるべきことに「トドメをさす」手帳活用法
・明日しなければならないことを前日の夜のうちに手帳にリストアップして「見える化」しておく
・朝、そのリストにそって仕事をしてひとつひとつ消すようにする

ワタミの強烈な社訓にインスパイア
・「できないと言わない」「限界から、あと一歩進め」
外資コンサルティング会社でも「クリエイティブ・ジャンプせよ」
・一見できそうもないことを、どうしたらできるようになるかあらゆる角度から考え、工夫する
・思考する時間として誰にも支配されない朝の時間は最適

朝の掃除から学んだ、自分を「ロボット化」する技術
・「仕組み化」の意味
・ルールをきちんとつくっておかないと、何かあったときに判断に迷ってよけいな時間を取られてしまう
・気分で仕事をすると失敗を繰り返す
・当たり前のことを、当たり前のように徹底して、何も考えなくても無意識にできるようになること

朝の一人時間で、「質問力を磨く」
・「質問の数と内容でその日との力量が分かる。プロは目指すものが見えているから、質問が多く出る。」
・質問力を磨くために、始業前の朝の時間でよく考える
・無駄な質問、「質問のための質問」をしないために
・訓練により質問の精度が上がった

プレッシャーをバネにする「追い込み力」
・渡邉社長の言葉「365日間、24時間戦え」
・セーブしながら程よく仕事をしていると、いざというときに全力疾走できない。
・なんでも「ほどほど」にやっていると、いつも「ほどほど」の力しか出せなくなってくる
・朝の時間は始業までに期限付きの時間
・いかに効率的により多くのことをこなすか、という「追い込み力」が鍛えられる
・始業時間まで、という自分で設定したタイムプレッシャー
・どれだけのことができるか、それを自分の中でゲームのようにして競う

締め切りは自分から宣言する
・頭で考えてもダメ、書くことで締め切りを自分に約束する。
・また、宣言するとその手前約束を破るのは恥ずかしいので、実行せざるを得なくなる、その恥ずかしさを利用する。

「つきすすむ」自分クレド
・追求
・期待値超え
・スマイル
・スピード
・向こう側(相手の立場になって物事を考える)

ワークライフバランスについて勘違いしない
・「仕事はあくまでお金を稼ぐための手段。私はプライベートのために生きている」
・これは今のダメな自分をありのままに直視できなくて認めたくない人の言い訳に使われる
・労働時間が一日7時間なら、1日の30%以上。この時間を流されるままに仕事をしていたら時間の無駄、「人生という車」の運転席には座れない
・まずマインドを変える。自分の人生を自分でコントロールすることで自分で自由に運転し、いつでもどこでも、好きなところに行く感覚をつかむ
・考えて仕事をし、仕事に自分らしさを出す。仕事を自分のペースに引き込み、意見や提案をしやすい土壌をつくることもできる

ワークライフバランスの本当の意味
・「仕事と遊びを、どちらも同じ土俵にあげて、同じ視線で考える。それでこそ、仕事にも遊びにも想像力が発揮でき、人生が楽しくなる
・仕事でも遊びでもどちらも大事にしてどちらでも成果を出す
・デキル人は仕事も遊びもどちらも本気

自信と発言力
・自分の能力を上げて発言力を付けることで、自分の主張を嫌みなく伝えることができる
・自分の仕事力、判断力に自信があるから、相手に対しても臆せずものが言える
・卑屈な自分では、発言できない。
・自分の成長の「のびしろ」を自分で狭めないこと
・今の仕事を徹底的に槍、自信をつけて発言力がつけば、自ずと自分の自由な時間も増えるはず
・朝を投資の時間と位置づけ、考える時間をつくる

手帳によるスケジュール管理
・基本は仕事も遊びも一冊で
・プライベートな予定も可能な限り最初に入れてしまう。
・しかし、アポは厳選すること。
・「あまり気乗りがしないけど、行かないと義理が立たない。どうしようかな」と迷ったアポはバッサリ切ること。時間管理の意味がなくなる

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!